アルベール・カミュ - Wikipedia: "アルベール・カミュ(Albert Camus, 1913年11月7日 アルジェリア - 1960年1月4日)は、フランスの小説家、劇作家。
『異邦人』や『シーシュポスの神話』、『ペスト』などの著作で、人間存在の不条理さに光を当て、1957年にはノーベル文学賞を受賞した(『この時代における人類の道義心に関する問題点を、明確な視点から誠実に照らし出した、彼の重要な文学的創作活動に対して』; "for his important literary production, which with clear-sighted earnestness illuminates the problems of the human conscience in our times.")。これは、第二次世界大戦後としては最年少での受賞であった(史上最年少はラドヤード・キップリング)。
哲学者、文学者ジャン=ポール・サルトルと共同で文学活動を行ったが、1951年に刊行した評論『反抗的人間』における共産主義批判を契機として雑誌『現代』においてサルトルらと論争になったことで決裂した。かつて実存主義者とみなされることが多かったが、実際には実存主義提唱者サルトルなどと文学的内容は異なっており、本人も実存主義者とみなされることを強く否定していた。1960年、自動車事故死。遺作は『最初の人間』。"
昨年秋に出された内田樹の『昭和のエートス』はいい随筆集。特に締め括りとして掲載されている「アルジェリアの影ーアルベール・カミュと歴史」がよくて全体を引き締めている。内田先生は「おのれの身体感覚への圧倒的信頼がカミュの知的開放性を基礎づけていた」と断じる。さすがは武闘家。いまカミュの『異邦人』の新訳に取り組まれているそうな。楽しみにしてます。
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